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チェンバリスト中田聖子のオフィシャル・ブログ [モバイル版]

   
カテゴリー「Diary」の記事一覧

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些細なこと

 「些細なこと」と和訳されているF.クープラン "Le petit-rien" というクラヴサン曲があるけれども、今日は音楽とは何ら関係ない話・・・
 先月は週一でweblog記事を書くことが実行出来たけれども、もはや今月は挫折してしまっている... 時間的な都合や喉を傷めてしまったりと体力的な問題 (もう元気になりました!) もあるけれども、「文章を書く」という行為のモティヴェーションに活字に接しているかどうかということが関係するような気がします。普段活字に意図して接しているとモティヴェーションの面でそう難しくはなく、少しの時間でも見つけて文章を綴ろうとするのだけれども、活字に意識触れていないとなかなか腰が重くなります。
 こんなことを言うと「奏者って音符ばっかり見てるんでしょ」なんてことをおっしゃる方がいるんだけれども、むろん人間の日常生活において活字と無縁ではいられないし、沢山の文書と接するし、私自身も文書を作成してばかりですし、資料も活字の方が多い(日本語とは限らないが)。でも良い活字、美しい文章であったり、文学の芸術作品というものに意識して触れないと、なかなか何かを伝える為の道具としての言葉を紡ぐことは出来ません。それは恐らく言葉が自分にとって、人間の日常生活の一般的な「何かを伝える為の道具」にすぎないからなのでしょうね。
 weblogを更新しなくちゃ! と思いながら、そんなことを考えていました。

 それにしても、まだまだ暑さが酷いですね。皆様、お体に気をつけて...

 P.S. ヴァージナル・コンサートの御案内の発送第1弾にそろそろ入ります。

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紅染月

↑ 恒例になった(?) weblog Klaviの月はじめの記事は月の異名がタイトルです(笑)
八月の異名は選択に悩みます。葉月は勿論のこと、素月、観月、月見月、木染月・・・あまりの暑さにイメージ出来ません ^_^; なので、一番美しいと感じる紅染月をタイトル採用。

 暑いと言えば、例えば「今日の最高気温は35度でした」というこの温度ですが、温度観測というのは百葉箱と同じ条件の元に観測されているのだ、ということに最近気付きました。風通しが良くて、直射日光のあたらないというのが条件。毎日、うわーその数字見たくない! と思う温度が報告されるけれども、それは「涼しいところ」での温度であるということ。日中の戸外の多くの場所では、その温度よりも確実に高い。ちなみに、私の平熱は35.4度くらいです・・・ほぼ毎日体温超え也(@大阪)。

 さて、暑さに負けず、ここ暫くは9月26日のヴァージナル・コンサートのフライヤーのデザインを考えていました。今日、印刷屋さんからゲラを頂きました。もう少しで出来上がります。
 今度演奏させて頂く伊丹のお寺は、4年前にも演奏させて頂きました(録音にも使いました)。そのコンサートの時、会場のすぐそばで迷われた方が非常に多かったので、会場への案内図も1から作成しました→コレ
 いつもは、案内図の画像データを頂いて、それを殆どそのまま使わせて頂くのですが、案内図を作るのって難しいですね...。何度も音を上げそうになりました ^_^; 今回は最寄り駅からの順路も「」で記載しています。何せ9/26はまだ暑い
と思いますので、スムーズにいらして頂けることを願って作成しました。

 ・・・という訳で、次の記事には9/26のコンサート詳細をup致します!

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出来立てです

9/26のヴァージナルコンサートのリーフレットのデータが今しがた完成しました。
入稿はこれからです ^_^;
お盆明けには刷り上がるかな・・・

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涼月 最終週

 今週はガナッシ(ルネサンス・リコーダー)とヴァージナルのリハで始まりました。
 このアンサンブルではイタリアの作品ばかりを練習しているのですが、練習に使用しているヴァージナルはフレミッシュ・ヴァージナル(ミュゼラータイプ)で、9/26の伊丹でのコンサートで弾かせて頂く楽器です。フランドル地方で使われていたタイプのもので、イタリアン・ヴァージナルとは仕様が異なるのだけれども、ガナッシとの練習を始めてみて意外にイタリア作品にも合うということがわかりました。それで、当初予定していた(発表はしていませんでしたが)プログラムを再考し、先日ココにupしたようにイタリアの作品も取り上げてみようと思いました。むろん、全てのフレミッシュ・ヴァージナルに言えることではなく、スタイル等を超えた個々の楽器が持つキャラによるもののように思います。
 以前、私は、あまり楽器のスタイルに固まらずに演奏するべきだ、と考えていました。つまり、物理的に無理がない限り、どのスタイルのチェンバロでもどんな作品でも弾きこなすべきだ、と考えていた訳です。
 しかし、楽器の様式の違いの重要性を意識するようになってからは、それ迄に思っていたい以上に、楽器個々のスタイルを超えたキャラクターというものを重要視するようになってきました。つまり、楽器個々のキャラクターを生かせる演奏をしたい、と今は考えています。
 とは謂へども、予め楽器の個体キャラクターを生かすプログラム組みというのは、なかなか恵まれた機会でなければ実行出来ません。当日初めて会う楽器と弾く時は、当然、『「作品の演奏」において楽器のキャラクターを生かす演奏をすること』は出きても、プログラムから合わせていくということは出来ない。
 9月のヴァージナル・コンサートは、予め楽器の個体キャラクターを生かすプログラム組みの出来る数少ない機会だと思って、準備しております。

 ☆ 尚、誤解を招きそうな記事ですが、9/26はガナッシは登場しません ^_^;
 今回はヴァージナル・ソロのコンサートですが、いずれガナッシとの演奏も行ないますので、お楽しみに♪


 さて、今月も最終週に入りました。前記事で「今月はweeklyで書くことを目標」と綴りましたが、7月は毎週1記事は書くゾ! ということを目標にしていました。うん、達成出来た (^^)v 実は実行するためにweeklyタスクリストに「blogを書く」という項目を入れていたのでした (笑) 8月以降もこのweeklyタスクリストは続行しようかな。書けない週も出てくるとは思いますが、頑張ります。

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梅雨があけて... その2 : 日傘

 珍しく、昨日今日と連続で記事を書いております。
 えー、日記とは、毎日書くものですが、私には無理です (コラ!) 基本的には気まぐれ更新です。でも今月は(?)weeklyで書くことを目標としておりますので、どうぞお許しください ^_^;

 さて、梅雨があけて・・・のお話 その2。

 日傘を洗ってみました。

 参考にしたのはココ
 最初に買った日傘は、もう20年くらい前のもので、中学生の時に買ったものです。お気に入りのもので、ふちにフリルがついています。色は白。
 今では、白より黒の方が紫外線を通さないと言われているので、世間では黒が主流(?)となり、私も黒の日傘を持つことが多いのですが、この最初に買った白のフリルの日傘はお気に入りです。いまだにモノとしては健在で大事に大事に使っているのですが、経年で真っ白ではなくなってきました・・・。数年前からそれが気になっていて、軽く絞ったタオルで拭いたりしてみましたが、暖簾に腕押しでした・・・。
 最近では、色々なモノのお手入れの仕方がweb上で紹介されているので、ググってみたところ、上記のサイトが引っ掛かったという訳です。
 フリルといっても繊細なレース素材ではなく、布地は明らかに水洗い出来るような材質なので、試しに洗ってみました。サイトに「早く乾きやすい日にお手入れするのがベスト。晴れた日を選んでやってみましょう」と書いてあるので、梅雨明けして湿度が下がるのを実は待っていたのです。
 さすがに20年の汚れは完全には落ちませんでしたが、ほぼ真っ白。シャワーでぬるま湯をかけてみたのですが、シャワーの勢いある流水で大方の汚れは落ちていきました。汚れの酷いところは、洗剤をつけてこすってみました。95%くらいは落ちたかな。
 日傘がお洗濯出来たら奇麗になるだろうなぁ、とずっと思っていたので、ほぼ汚れが落ちて嬉しいです。手入れしたら長く使えるのですね。時間を見つけて他の日傘も洗ってみようかなと思います。

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web site 更新報告 : 7/23 Concert Informationのページに9/26のヴァージナル・コンサートの詳細を掲載しました。



 




 

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le clavecin et Juliet

昨日7/14はフランス革命記念日でした。
 子供の頃から18世紀フランスを舞台にしたお話(歴史本だとか、フィクションとか)は好きだったのと、昔「巴里祭」というタイトルの曲を演奏するバンドがあったりして、いつからか「7/14 = パリ祭」と意識するようになっていました。今でもそうなのだけれども、チェンバロの世界に入ってからは、同時に意識することがあって、次の日はデュフリ J.Duphlyの命日であるということ。
 そして7月に毎年感じる気持ちは...複雑な気持ち...
 自分が演奏しているチェンバロは、日本人がフランスの歴史を見る際に「革命以前の象徴的な楽器である」という見方をされることがあって、正直複雑な気持ちになるのです。
 いつものごとく、ぶっとびな話の展開ですが、それを思う度に、19世紀に入ってから、チェンバロという楽器がヨーロッパでどういう存在であったのか、が気になります。
 最近、巷で歴史的音源と言われる19世紀末から20世紀初頭にかけての録音を聴かせて頂く機会が多いのですが、当時の演奏家たちが今の日本人古楽器奏者が思っている以上に、バロック音楽を演奏しています。又、当時の新聞にそんな演奏が行なわれた記録(批評)や、演奏予告が残っています。ここのところの最大の疑問は「チェンバロは本当に一旦途絶えた楽器なのかな?」ということです。気長にこういうことについて知って行けたらなぁ...と思っている今日この頃です。

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涼月

七月に入りました。今年も半分過ぎました。早いですね...
 月が変わる度に「早いですね」と書いているような気もしますが、本当に時の経つのは早いなぁと感じます。

 七月は「涼月」という異名をもつそうです。
 うーん...「涼しい月」ね...
 大阪市内は蒸し蒸し蒸し暑いぞーーーー ^_^; 熱中症に気をつけねば、と日に日に感じています。とにかく、梅雨に入って以来、湿度が物凄く高い。湿度が最適であれば、暑さの体感も和らぐのだろうけれども。楽器にも高過ぎる湿度はよろしくない。
 七月は、旧暦から考える季語では秋になるから、「初秋」というのも異名の一つだそうです。今の暦だと9月に相当すると考えられるけれども、現代の9月もまだまだ涼しさとは無縁な気も... 9月末になれば、幾分夕方などは涼しさが出てくるのでしょうか、その9月は26日にヴァージナル・コンサートを兵庫県伊丹市の音楽ホールを持っておられる福圓寺さんで開催させて頂きます。またその詳細は近々up致します。

 で、今月、7月は19日に神戸バプテスト教会でコンサート。18:00開演で入場料は4000円(チャリティーコンサートで、ユニセフへの寄付金を入場料に含んでいます)。
 プログラムは、J.S.バッハの「マニフィカート」とW.A.モーツァルトの「レクイエム」など。私はバッハ「マニフィカート」のオケにのっています。会場は三宮近く、神戸の観光地も近いです。残券は現時点でまだ有ります。歌の皆さんも頑張っておられるご様子ですので、よろしければお越しくださいませ。詳しくは1つ前の記事を御覧ください。

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・・・つづきはこちら

花びら と 葉っぱ

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 3月13日「ヘンデルと憧憬」コンサート、無事に開催することが出来ました。雨の中をおこしくださった皆様、ありがとうございました。
久々のリコーダーとのコンサート、そして井上さんと コンサート開催は初! でしたが、凄く楽しかった! リコーダーの良さを「いーなぁー」と感じながら臨み、本番も「いーなぁ」と感じながらコンティヌオ(通奏低音)を弾いていました。リコーダーって、本当に良い楽器ですね。
 貴重なお時間の中で足を運んで頂いて、コンサートを聴いてくださった皆様に感謝! ですが、個人的にとても嬉しかったことは、中高時代の友人がお嬢様と一緒に聴きに来てくれたこと。彼女は大学を出てすぐにお母さんになったので、もうお嬢様は4月で小学校3年生。確か3年生からリコーダーを持つんですよね...。最近あちこちで呟いていることですが、リコーダーって魅力的な楽器だなぁと思う度に、小学生の頃にリコーダーが凄い楽器なのだということを知っておきたかったなぁと思います。要するに、リコーダーの良い演奏を耳にしたかったなぁということなのだけれども、「伝わるか伝わらないか / 感じるか感じないか」は各々にしろ、「演奏を目の前で体験するかしないか」は凄く大きな違いがあると思います。そんな風に思っているので、お嬢様と一緒に来てくれたことは、古楽器を弾く奏者の一人として大変嬉しいことでした。

 さて、今回 満員御礼の空間だったので本番中の写真が撮れず、リハ風景をup致します。

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 コンサートにいらしてくださった皆様、ありがとうございました。そして、アンリュウ・リコーダーギャラリーのスタッフの方々、お手伝いくださったYさん、Sさん、調律師Hさん、ありがとうございました。

PS. 今日の記事のタイトルは、いらしてくださった方には、ふふふ... と笑って頂けるかな...

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柚子と蜜柑

バスタイムは至福の時間...私にとって重要な時間である♪

「柚子風呂」が好き。

蜜柑を沢山頂いた...

ふと、同じ柑橘系ならば... と「蜜柑風呂」をしてみた。

・・・うーん・・・やっぱり「柚子風呂」の方が良いみたい。柚子に軍配。
どちらもお湯はまったりするけれども、柚子の方が油分を多く含むのだろうか... 体の温まり具合が随分と違う。そして香りも、柚子の方が薫りたつし、お風呂にするなら良い香である。
やっぱり「柚子風呂」が好きです♪

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MIO×BIP! meets Mozart! の記録

昨年の話ですが(でもまだひと月たってないもん)、12/13「MIO×BIP! meets Mozart!」は無事に終了致しました。寒い中をお越しくださった皆様、ありがとうございました。お昼の公演も夜の公演も完売!でした。

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楽器は前回の北村さんのリサイタル以来の再会。会場の古楽研究会 Origo et Practicaさんの所蔵楽器で常設楽器ですが、前回はそれを運んで頂いての使用でした。私自身も気に入っていますが、北村さんの声との相性抜群の楽器なのです。

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リハは今回は前々日入りして、本番前には2日間集中して行ないました。
『MIO×BIP!』なので、今回は歌とオーボエとチェンバロの3人でW.A.モーツァルトを演奏。バロックの作品は歌とチェンバロのみで演奏しました。BIP! = オーボエ&チェンバロでモーツァルトのソナタK.13、私のチェンバロ独奏でJ.K.F.フィッシャーのパッサカリアもプログラムの中間に挟ませて頂きました。

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今回 本番中の写真がないので、全てリハ中の写真です。

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終演後、片付け始めた控え室で記念撮影。

東京の皆様、Origo et PracticaのKさん、調律の夏っちゃん、ありがとうございました。

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