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チェンバリスト中田聖子のオフィシャル・ブログ [モバイル版]

   
カテゴリー「Diary」の記事一覧

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ラジオに出演させて頂きました

 FM OSAKAの「おしゃべり音楽マガジン くらこれ!」に1/22(の深夜の放送分)に出演させて頂きました。

 出演の情報はwebsite (for Mobile websiteはこちら)には放送日前日に告知させて頂いたのですが、このweblogでは告知が間に合いませんでした...ゴメンンサイ。

kurakore1.jpg

 以前に演奏だけ電波にのせて頂いたことはありますが、私自身がラジオに出演させて頂くのは初めて。「滑舌悪かったらどうしよう...」とか「普段の会話で、うっかり言い間違えて気付かないままに話を進めていることが時々あるけれども、公共電波でそんなことしたら駄目よね...」とか、数日前からあれこれ考えるとドキドキしておりました。
 スタジオに伺いましたら、パーソナリティーの吉川さんが打ち合わせの時からリラックス出来るように進めてくださいまして、自然体で臨むことが出来ました。チェンバロについてたっぷり話させて頂き、又、番組の中で流して頂いたいくつかの選曲も吉川さんと一緒に考えさせて頂きました。
 放送番組には台本があるのだ、と思っていたら、何とポイントの打ち合わせのみで台本がないことにも驚きました。演奏活動を始めた頃、MCの詳細な台本を作って話をしていた私ですから (最近はもう台本無しでMCをしていますが) ガチガチになってしまうだろうところ、流石プロ! 上手くトークを吉川さんが引き出してくださるんですね。聴いてくださった皆様がメールをくださり「自然なトークでびっくりしました」と多くの方が仰ってくださっているのですが、吉川さんの力なのです。
 プロの力って凄い! ... と思うと、私はチェンバロで例えばアマチュアの方を対象とした公開レッスンの伴奏などのお仕事をさせて頂く時に、そこまで達しているのだろうか? と考え込んでしまいます。
 本当に様々な意味で貴重な経験をさせて頂きました。

 聴いてくださった皆様、ありがとうございました。そして、放送を聴いて私のwebsite, このweblogにアクセスしてくださった皆様、ありがとうございます。ラジオで知ってくださった皆様、よろしければこれから宜しくお願いします。
 貴重な機会をくださったFM大阪の皆様 スタッフの皆様、よっさん こと 吉川智明さん、かねやんさん、機会をくださっただけでなく温かい雰囲気で臨ませてくださり、本当にありがとうございました!

 マネケンさんのワッフル食べながら、皆さん「くらこれ!」聴きましょうね !!

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隠れたタツノオトシゴ

 

 新年おめでとうございます。
 今年もweb Klaviにお付き合い頂けますと嬉しいです。宜しくお願い致します。
 そしてお時間許す方は、よろしければ、是非中田聖子のコンサートにも足を運んで頂けますと幸いです。

 ...と2012年第1記事を厚かましいご挨拶で初めさせて頂きましたが...
 三が日はお年賀状書きに殆どの時間を費やしていました。意図してという訳でもなく、スケジュール上ここ数年そうなっているのですが「年賀状はお正月に書くものだ」を今年も実行していました (親族にはそれを通した人がいるそうです...)
 最近では素敵なデザインテンプレートが使えるソフトが沢山あると思いますが、アナログな私は1から未だに自作裏面。イラストレーターで微たる術を使ってレイアウトしていきます [微たる術: Ver.が低いためと、そもそもUserである私の技術がないため]。そして、完成ー! さぁ印刷! と思ったら、家族のPCで設定した共有プリンタを使用するため紙質を「インクジェットハガキ」に設定する術が無い... (☆プリンタドライバーを入れれば良いのだが、そうするとお仕事で使用するソフトが何かとぶつかって使用不可になることが分かっているので出来ない) そこで、データをPdf化してDropBoxに入れて、iPhoneにDropBoxからDLしてきてWifiで飛ばして印刷... という現代的なんだかアナログなんだかよく分からない方法で作成しました。
 
 
 因みに、こっそり干支にまつわる画像を挿入してあります。正確には「辰=タツノオトシゴ」とは言えませんが、フレミッシュ・チェンバロの鍵盤回りに飾られるフレミッシュペーパーには「sea horse」(=タツノオトシゴ)が描かれているものがあります(但し、イルカの説もあり)。昨年7月のスタジオコンサートで弾かせて頂いた楽器は、そのフレミッシュペーパーが使われていました。二段鍵盤だとタツノオトシゴの全姿が出ないのだそうですが、一段鍵盤だと全姿が出現します。リハ中に運良く(?)スタッフのS氏が鍵盤部分アップで写真を撮ってくれていたので、丁度良い! と挿入。
 皆さんもタツノオトシゴを画像から見つけてみてください♪

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リサイタル2011 無事終演しました

2011recital_photo
 [コンサートでの様子]

 12/18に リサイタル 2011 (Vol.9) Art of J.S.Bach V「J.S.バッハのチェンバロ独奏協奏曲とゴルトベルク変奏曲」を無事公演することが出来ました。
 寒い中をいらしてくださった皆様、又、応援してくださっていた皆様、ありがとうございました。

 リサイタルは第9回目でしたが、今年は初めて演奏会でチェンバロ奏者として演奏してから10年目の年でした。コンサートのMCでも、又、このweblogでも以前に触れさせて頂きましたが、「J.S.バッハを演奏したい」ということが、他の鍵盤楽器ではなく、チェンバロを自分の楽器として選ばせた大きな理由の一つでしたので、久々の「オール・J.S.バッハ・プログラム」を組んで臨みました。「J.S.バッハの独奏用協奏曲」と「ゴルトベルク変奏曲」の二本立てプログラムでしたが、選曲理由、その一つは、一段と二段の楽器の特性差(単なる段数の機能差という意味ではない特性差)をここ数年で特に意識するようになってきており、ここで再び敢えて二段フレミッシュの楽器特性に焦点を合わせて演奏したかったからでした。又、「J.S.バッハの独奏用協奏曲」は学生時代に原曲との見比べをずっとしていた想い出の作品群であったこと、そして、今回弾かせて頂いた楽器を今年の初めに試弾させて頂いた時に、楽器が「ゴルトベルク変奏曲」を求めているように感じたことと、節目の年にこの変奏曲を再び弾きたい、という想いを持っていたことと丁度合致したことなどがありました。

20111218probe.jpg
[リハの時の様子]


 「ゴルトベルク変奏曲」は皆さん御存知の通り、50分以上に及ぶ大作。今回楽器の調子も良く、全曲弾き通しで演奏しましたが、本番迄思っていたことは聴き手が大変だろうなぁと思っていました ^_^; 冬場だけに風邪気味の方には辛いかもしれない、等、間で休憩をとるべきか随分長い間迷っていたのも事実でした。でも、皆さん聴き通してくださり、本当に感謝です。会場にいらした皆様、ありがとうございました。

2011recital_photo2

 リサイタルVol.10以降も続けてまいりますので、どうぞ皆さんこれからも宜しくお願い致します! 勿論、仲間の演奏家さんたちとのアンサンブルや様々なコンサートでも、音楽空間をお届けしたく思っています。

Special Thanks!
: Tomoko Sakuma, Tuner.
Akira Kubota, Harpsichord Builder.
Mr.Y.S. Ms.T.T. and Ms.Tomoko, Staff.
and all Listeners.

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裏話

 大阪も冷え込み、一気に冬がきた、という気がします。websiteの更新報告としてTwitterをツール使いにしたら、各Tweetにヴィジェットに何日前に更新したかが表示されるので、更新頻度が分かって便利♪ などと思っている割には、相変わらずの更新ペースのKlavi Blogです(笑)

 11月下旬になり、リサイタルの日が近づいてきたなぁと感じています。先日、詳細情報記事をupしましたが、偶然にも昨年と同じ日にちの12/18開催です。今回でリサイタルは第9回目ですが、2001年の夏からチェンバロ奏者として演奏を始めたので、演奏活動が丁度10年目になる年にあたります。チェンバロを弾いて行くきっかけとなったのは、J.S.バッハの作品であったこともあり、今回はオール・J.S.バッハ・プログラムにしました。よろしければ、皆様、聴きにいらしてくださいね。

 そのリサイタルのフライヤーの裏話(というと大袈裟ですが)を少し...。
 実はフライヤーを作るのが遅くなってしまって、暫く仮チラシを配布していました。それがこれ↓



 Concert Scheduleページにも暫く借りチラシの画像を掲載していました ^_^;

 フライヤーのデータを大慌てで作成して入稿したのですが、昨年のリサイタルフライヤーを印刷した会社と同じところで刷ったので、入稿時に注文履歴が残っていました。それを見ると、昨年と同日程の公演日ですが、なんと印刷入稿の日にちまで同じでした!! (=進歩が無い...)

 因に、昨年のリサイタルフライヤーとデザインベースを同じにしました。ソロでデザインベースを連続で使用するのは初めてです。又、今回は裏面付き。両面刷りもアンサンブルで行ったことは何度かありますが、ソロリサイタルでは初めてです。

 12/18に皆様とお会い出来ることを楽しみにしています♪

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季節感

 今年は自然の変動が激しい...いや、自然にとってはごくごく当たり前のことなのかもしれないですが、地震に始まり、各地での台風被害に大雨... 自然の力の大きさを感じずにはいられません。
 天候のことは、誰にとってもその日その日に重要なことですが、私自身にも公演日や今年はレッスン日の天候のことを特に気にせねばならないことが多くなり、「今迄は殆ど入れたままの状態」でしかなかった気象関係(天気予報)のアプリを眺める時間が多くなってきました。
 私が使用しているアプリにはピンポイント予報から気象天気図など色々な画面があります。私には気象の知識は皆無で予報を見て知るしかなく、あくまでも図としてですが、雲の衛星写真を見るのが次第に面白いこととして感じるようになって来ました。特に台風前には「あれーこれ台風になるんじゃないかなー」と思っていたら、やはり数日後に「台風発生!」と出たり...。雲の衛星写真は、TVの天気予報でも出してくれるものですが、じっくり見られないので、きっと何も今迄、私は感じなかったのだろうなぁと思います。
 さて、そんな訳で、一日に数度アプリで衛星写真を確認するのですが、先日このアプリに広告が出ていて、すっかり引っ掛かってしまいました...

 その広告とは、季刊「SORA」

 「SORA」という季刊誌だそうで、雑誌が売れない、と随分前に聞いたけれども、専門性(?)に絞ったものが色々あるんだなぁと思いつつ、何処で買えるんだろう...と広告に引っ掛かって(笑)見てみますと、無理なくお試し出来る価格で(笑) 注文してしまいました...。
わー、引っ掛かってしまった、ヒッカカカッテシマッタ....

 待つこと10日以上... 妙に気になったものだったので、待ち遠しかったのが正直なところ(笑) 先日やっと届きました。
 開けてみると、気象のオタク雑誌かいな、と思えば (ゴメンナサイ、でも「オタク」という言葉は、私は敬意を表す言葉として使っています) 意外と一般向けの内容に思います。むろん「お空」のことに興味がなければ、何の面白みもないでしょうが...
 新幹線の機内誌程の厚さの本ながら、まだ読んでいるのは途中ですが、最初の方には、古来より季節感を表す言葉について紹介されていました。今では雲を表す気象用語を用いることの方が多いものも、古くから美しい言葉で表現されてきた、という話。又、季節感を表現するのに、季語とはまた別の美しい言葉を古くから日本人は日常的に使用してきた。文学に詳しい方にとっては、当たり前のことなのでしょうが、日頃そのようなものに疎い私は、改めて日本語の良さを痛感したのでした。
 EUの言葉に興味がある私ですが (でもいつまでたっても全然何も喋られないんですけどね...)、日本語も大切にしなければ、と思いました。
 しかし、良いものに引っ掛かったと思っています(笑)


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REQVIESCAT IN PACE

 イムリーで綴れず数日後となってしまったことが悔やまれますが、
S.Jobs氏が亡くなられましたね。
Apple製品愛用者としては(最新機器を使える身分ではないのですが)

「Jobsさん、ありがとう」

という気持ちでいっぱいです。
単に機械もの好き、林檎好きというだけでなく、
Macがあるから出来ているお仕事も多い。
むろん演奏するのにMacは全く必要ありません。
けれども、公演の印刷物90%以上の原稿はMacで作成し、
生徒さん達の教材もMacで作って出力し、CDの作業もMacで行っています。
このwebsiteもmacでHTMLを書きup。
色々なことがMacでの作業で成立しています。
そして最近ではiPhoneからのweb関係のupに、Tweet。
タスク管理だとかもiPhoneから。
(もっとも、他の機材でも方法はあるが、とかく林檎好きの奏者によるプロジェクトなのだ :p )
 あの日は朝から忙しくて全くニュースをチェック出来ずにいたのですが、
レッスンに来られた林檎好きの生徒さんの
「先生、Jobs氏亡くなられましたね」
の言葉で知ったのでした。
(林檎機材でニュースを知らなかった林檎好きは少ないように思いますが...
「それじゃあ林檎好き失格!」というツッコミはしないでね)


 私はカラクラIIの頃からお世話になっているのだけれども、
最近では強く感じなくなりましたが、
「調子が悪い」と言うよりも「ご機嫌が悪い」状態の時が何故だかある
"macの妙なアナログ臭さ"
が魅力だと思っていました。

 これからも時代はめまぐるしく動いて行き、
技術の発展も加速していく一方なのでしょうね。
本当は様々な新しい技術に興味津々なのだけれども、
時代錯誤な楽器をこれからも弾いて行く私は、
適度に便利なものの恩恵を受けていこうと思っています
(20代の頃のように新しいものを追いかけるだけの時間がもはやない...)
 未だに11年前同様に「タグ ハ 手打ち」を続けて、
格闘しながらもlilypond愛用で楽譜を出力している私は、
十二分にアナログ人間なような気がします。
自分のために記す楽譜はインクで手書き! ラストラールが欲しい!
なんて言っている私には、こんな使い方が一番適しているように思います。

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神無月 第1記事 [forモバイル]

 あっと言う間に神無月に突入してしまいました... 月日の流れは早い (いつも言っているね、とツッコミしないでください)。皆様、ご無沙汰しております。  まず、夏の報告から... weblogでも御案内させて頂いておりましたが、8月、一時帰国中だったヴァイオリニスト田淵さんとのカステッロの作品を中心としたコンサート などを無事に行うことが出来ました。そして、公演から数日後、田淵さんはイタリアへ無事に戻られました。暑い暑い夏の盛りの日でしたが、この公演にいらしてくださった皆様、ありがとうございました。コンサート(とリハ)の様子は、Galleryページに写真をupしておりますので、よろしければこちらも御覧ください。  それから、私のwebsiteの更新報告を、報告用アカウントを新たに作ってTwitterで呟いています → @klavi_cembalo チェックして頂けましたら幸いです。  (PCからここを御覧くださっている方は、サイドバーにウィジェットを貼付けたので、それで御覧頂けます)  これからもどうぞ宜しくお願い致します。  P.S. ここのweblogの仕様が変わって、トップ記事にばばんと広告が表示されるようになってしまいました...。鬱陶しいと思いますが御了承ください。

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七月の記録

 「七月の記録」...むろん猛暑日の記録の話ではないです。演奏の絵記録(=写真)をupします。



 まずは7/3のノワ・アコルデ音楽アートサロンの5周年記念コンサートに出演の時のもの。
 この日については、他の出演者の方々と交流することが出来て楽しかった、という感想をもっております。控室では、もしや出演者の人数の方が多かったりして...などと、皆さんと話していたのですが、客席はぎゅうぎゅう詰めの状況でした。非常に長いコンサートで、最後までお聴きくださったお客様の方が大変だったのではないだろうか? と思っております。いらしてくださった皆様ありがとうございました。



 そして、7/17にはB-tech Japan大阪でのスタジオコンサート「チェンバロの時間I」を無事公演することが出来ました。大変暑い中をいらしてくださった皆様、ありがとうございました。
 "スタジオコンサート"という形では初めて演奏させて頂きました。普通のホールコンサートと何が違うのか? と言われると、実は、中味は何も変わりなく、小規模なコンサートだというだけです。単に小さな会場で、ホールコンサートよりも少し短いプログラムで、又、所謂サロンよりも更に近くでお聴き頂けるというだけのことですが、今回は「あっとほーむ」な雰囲気を出したいなぁと思って臨みました。ソロリサイタル形式の公演でドレスを着なかったのは初めてのような気がします(Liveを除く)。




 もう1つ初だったことは、一段鍵盤のフレミッシュを使ったこと。いつも二段鍵盤のフレンチかフレミッシュを使わせて頂いていますが、今回は4オクターヴの一段鍵盤の楽器で演奏しました。自分では意外に思いましたが、初のチョイスでありました。

 3枚目は終演後にパシャリ。これからも色々な形のコンサートを行って行きたいなぁと思っております。よろしければ、皆様、いらしてくださいね♪

 来月は、8/26に只今一時帰国中のバロック・ヴァイオリンの田淵宏幸さんとイタリア作品を中心にしたプログラムで演奏します。開演19:00、会場は大阪南森町のギャラリー草片です。

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完売致しました

 7/17の「チェンバロの時間 I」のチケット、完売致しました。

 いらしてくださる皆様、
 当日B-tech Japan大阪スタジオにてお待ち申し上げております。
 お会い出来ますことを楽しみにしております。
 非常に暑い日が続いておりますので、どうか気をつけていらしてください。

 from Seiko NAKATA


 ☆ 地下鉄御堂筋線を御利用していらしてくださる御予定の皆様へ
  新大阪駅下車(2番出口)よりも、東三国駅下車(4番出口)の方が若干近いです。
  

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萬年筆とインク

 ある方よりお手紙を頂きました。美しいブルーのインクで綴られたお手紙。おそらく萬年筆で書かれたのだろうなぁ...。
 萬年筆で書かれたと思われるお手紙を頂くことが多いです。私が特別多いという訳ではなく、きっと自分が萬年筆書きが好きだから気に留めるから「多い」と感じるのかもしれません。あるいは、萬年筆を使う人には文字を書くことが好きな人が多くて、印刷したものではなく手書きのお手紙をしたためる方が多いのかもしれません。私もまたそうです。むろん、「萬年筆が好き」な方の中には、実際に使うのではなく「萬年筆コレクター」の方も沢山おられると思うのですが...。
 私は萬年筆が好きだけれども、そのものにはあまり拘りはなく(書きやすいものが好きなので一番の我が儘かもしれませんが)、興味の対象はインク。以前、何処かでこの話に触れたような気もするのですが、何年か前に綺麗な色のインクが豊富にあるのだと知り、
小学生の頃に父に買ってもらって愛用している萬年筆をカートリッジ式から吸引式に変えました。只今気に入って使用しているのはHERBINのティーブラウン色のインクです。お世話になっている調律師さんに以前ご挨拶状を出したら「『何十年前』から届いたかのようなお便り」と評されました。このインクを使用する意図を分かっておられるコメントです。
 1年間に何百通もの案内状を書くのですが...多い年は通算千を超える...(宛名、短文ながら挨拶文は手書き)、紙質が合わない場合(にじみ・はじきを生じる場合)を除いて、このインクを入れた萬年筆で書くのですが、一昨年くらいから使い始めてまだインクは十分残っている(笑) 30mlの瓶って結構長持ちするのだなぁ...と思う今日この頃。そうそう、使用するのは案内状だけでなく、楽譜を書くのにも最近よく使用しています。
 道具から入るタイプではないと思っていますが、お気に入りの道具で作業すると捗り具合が良いのが不思議です。

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・・・つづきはこちら

  

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